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エフエム東京とBMW Japan、VRでラジオ番組の生放送 EVの魅力発信米メタも協力

エフエム東京とBMW Japanが、VR(バーチャルリアリティ)を活用したラジオ番組を生放送する。エフエム東京としては新技術を活用した番組制作、BMWとしてはスポンサー企業として自社製EVの魅力を発信する狙いがある。

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 エフエム東京とBMW Japanは4月29日、VR(バーチャルリアリティ)を活用したラジオ番組『TOKYO FM HOLIDAY SPECIAL BMW JAPAN presents Drive through the New World〜#JOY MOVES ME〜』(午後1時〜4時55分)を生放送する。エフエム東京としては新技術を活用した番組制作、BMWとしてはスポンサー企業としてEVの魅力を発信する狙いがある。

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BMWの井上朋子ブランド・コミュニケーション・マネジャー(左)、エフエム東京の嶋裕司デジタル戦略局長

 番組制作には米メタ(旧フェイスブック)のバーチャル空間「Horizon Workrooms」を活用。同社のVRヘッドセット「Meta Quest 2」を使用することで、事前抽選に当選したリスナーはアバターとして生放送に参加できるようにする。Meta Quest 2がなくても、VR上での生放送の様子は、YouTubeのエフエム東京公式チャンネルから視聴できるという。

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「Horizon Workrooms」(出典:メタ社公式Webサイト)
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「Meta Quest 2」(出典:Amazon.co.jp)

 番組ではゲストの車にまつわるトークやBMWの最新EVの試乗レポート、大型連休のオススメスポットなどを紹介する。テレビ同様、“ラジオ離れ”が進む中、新たな番組制作の在り方を模索していたエフエム東京に、BMW側がスポンサーとして名乗りを上げ、番組が実現した。

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番組プログラム

 生放送で数秒間、無音の状態が続くと「放送事故」扱いになるほどの厳しい技術基準があるラジオ業界。エフエム東京にとって、VRでの生放送は初の試みとなるため、数カ月間、VR空間で流した音声が、既存のラジオ放送の電波で正常に流れるかどうか技術検証を重ねた。

 4月28日に開催されたメディア向けの発表会で、エフエム東京の嶋裕司デジタル戦略局長は「(番組では)リアルとバーチャルの垣根がなくなるような没入感を体験できる。放送を耳で聞いて、目で楽しんで、肌で体感してほしい」と番組の魅力をPR。今後に向けて「ラジオ局からオーディオコンテンツ事業者としての企画力を高めていきたい」と意気込んだ。

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 発表会ではBMWのEV試乗や急速充電のデモンストレーションなども行われた。

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急速充電の様子

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