2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

「コロナ禍でもストレスオフな都道府県」ランキング 大差で「茨城県」が1位、上位の県は?(2/2 ページ)

日本リカバリー協会は、日本疲労学会、神戸リサーチコンプレックス協議会、ベネクスと共同で、全国の男女に「ココロの体力測定」を実施し、その結果から算出した「ストレスオフ県ランキング」を発表した。1位は2位以下を大きく引き離し「茨城県」が選ばれた。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

コロナ禍でのストレス状況は?

 2年以上にもわたるコロナ禍は、私たちの心身に大きな影響を及ぼしている。「ココロの体力測定」では19〜21年の3年間の高ストレス者・低ストレス者割合を比較した。

 高ストレス者の割合は、14.7%(19年度)、15.3%(20年度)、16.1%(21年度)と、コロナ禍を通して増加傾向にある。特に21年度は、19年度比で約1割増えた。これに対し、低ストレス者の割合は、10.5%(19年度)、7.7%(20年度)と約3割減少した一方、21年度は9.5%となり、20年度比で約2割程度増加した。


19〜21年ストレス状況比較

 男女別では、高ストレス男性の割合は13.8%(19年度)から16.0%(21年度)と2.2ポイント増、女性は15.6%(同)から16.3%(同)と0.7ポイント増となった。

 低ストレス者は、男性は12.1%(19年度)から10.6%(21年度)と1.5ポイント減、女性は8.8%(同)から8.3%(同)と0.5ポイント減となり、男女比較では男性の方が高ストレス者増加・低ストレス者減少傾向であることが分かった。


男女別 19〜21年ストレス状況比較

 21年度の結果を年代別で見ると、男女とも20代、30代で高ストレス者の割合が20%を越えて、年代が下がるにつれて高ストレス者は増加する傾向があった。


男女別 高ストレス者割合年代推移

 調査の結果、コロナ禍で人々の生活様式は大きく変化したが、ストレスの度合いも大きく影響される傾向があると判明した。コロナ禍以降の生活の変化に人々はどう反応するのか、動向が注視される。

 同協会は日本疲労学会や神戸リサーチコンプレックス協議会、ベネクス(神戸市)と共同でインターネットで実施した。対象は、全国の20〜79歳の男女で、期間は21年11月15日〜12月20日。有効回答数は1248人(男女各624人)だった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る