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アイデアを豊富に持っている人ほど、陥ってしまうワナ:組織にとって邪魔な存在(3/3 ページ)
アイデアならたくさん持っている、なぜ聞いてくれないのか」 こう考えるビジネスパーソンは多い。また、他人が行った戦略や施策に「あの戦略じゃうまくいくはずがない。こうすればうまくいくのに」と批判が得意な人もいる。 もしかしたらあなたもそうかも……。
顧客の欲しいものは?
レビットは、アイデアは不要だと言っているわけではない。レビットと言えば、次の名言がある。アイデアを出すのであれば、それはあくまで顧客視点であるということだ。この原則に、B2CもB2Bもない。
「四分の一インチのドリルを購入した人々が必要としているのは、直径四分の一インチの穴である。化粧品を買った人々が本当に求めているのは、希望である。(中略)人々は製品、サービス、工場、システムなどを買うのではなく、問題を解決できる、予防できるという期待ないし保証を購入する」
顧客結果として求めていることを自社の商品やサービスを通して提供すること。ビジネスの本質はこの1点に集約されると言ってもいい。当然、モノだけではなく、「コト」「体験」も同様だ。
アイデアマンとしては、この点を常に念頭におき、自ら結果に対して責任を負う心づもりで取り組めば、経営者も信頼感を持って支持してくれるはずだ。(INSIGHT NOW! 編集部)
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