2022年は値上げラッシュ 「買う頻度を減らす商品」は?:日本インフォメーション調べ(1/2 ページ)
日本インフォメーションは、全国の16〜59歳男女に、「2022年の値上げに関する意識・行動調査」を実施した。全体の6割は値上げに伴い、商品の購入頻度を減らすまたは価格帯を下げる行動をとると回答した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
マーケティング・リサーチ事業を展開する日本インフォメーション(東京都中央区)は、全国の16〜59歳男女を対象に、「2022年の値上げに関する意識・行動調査」を実施した。その結果、全体の6割が購入頻度を減らす、または価格帯を下げる行動をとると回答した。
「頻度を減らす」品目で多かったのは、「インスタント麺」(31.4%)、「菓子・スイーツ・デザート類」(31.0%)だった。また、「価格帯を下げる」で多かったのは、「生鮮食品」(30.7%)、「ティッシュ類」(29.3%)という結果に。
性別で見ると、「頻度を減らす」品目では、男性10代で「コーヒー・紅茶・お茶類」(33.3%、全体より12.3ポイント増)が高かった。男性20代では「冷凍食品」(36.2%、同12.3ポイント増)、「インスタント麺」(43.5%、同12.1ポイント増)が高いという結果となった。
女性10代は、「栄養ドリンク・栄養補助飲料」(36.1%、同13.3ポイント増)、「スキンケアアイテム」(31.1%、同13.3ポイント増)となった。
購入の「価格帯を下げる」品目は?
「価格帯を下げる」品目では、男性10代で「インスタント麺」(36.1%、同14.7ポイント増)、「レトルト食品」(37.5%、同14.3ポイント増)だった。男性20代では「生鮮食品」(44.9%、同14.2ポイント増)が高かった。
女性10代では、「メーキャップアイテム」(37.7%、同18.6ポイント増)、「調理品」(37.7%、同18.5ポイント増)という結果に。
22年に入り、日常生活で物やサービスの値上げを実感しているかを聞いた。「実感する」「やや実感する」と答えた割合は全体で79.3%だった。
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