1500万円の「1号機関車の純金製モデル」を発売 鉄道開業150年を盛り上げ
JR東日本クロスステーションは、鉄道開業150年と新幹線YEAR2022の記念企画として、国の重要文化財に指定されている「1号機関車」の「純金製モデル」を、期間限定で販売する。価格は1500万円。製造は田中貴金属ジュエリーが手掛ける。
JR東日本クロスステーション(東京都渋谷区)は、国の重要文化財に指定されている新橋〜横浜間の開業時に英国から輸入した「1号機関車」の「純金製モデル」を、期間限定で販売する。価格は1500万円。2022年は「鉄道開業150年」であり、JR東日本の5方面の新幹線がそれぞれ周年を迎える「新幹線YEAR」でもある。それらの記念企画を通して機運を盛り上げ、コロナ禍で減少した鉄道利用の需要につなげる。
販売期間は5月16日〜11月30日までとした。田中貴金属ジュエリーが製造する。製品製作には受付から約3カ月程度かかり、申し込みはJR東日本のインターネットショッピングサイト「JRE MALL」内のショップ「GENERAL STORE RAILYARD(レールヤード)」で受け付けるという。
「1号機関車」は、1871年に製造した機関車で、新橋〜横浜間の鉄道開業時に英国から輸入した蒸気機関車のうちの1両だ。国鉄で使用したのちに島原鉄道を経て、1936年から鉄道博物館で展示している。97年に鉄道車両として初めて国の重要文化財に指定された。
また、JR東日本は「鉄道開業150年」のキャンペーンの一環で、エキュートエディション新橋にて伊勢角屋麦酒と共同開発したオリジナルビールの「0 mile post(ゼロマイルポスト)」も販売する。
本ビールの開発にあたり、日本最初のターミナルの新橋停車場の跡地「旧新橋停車場 鉄道歴史展示室」の協力を得て、敷地付近の「ぼけの実」から野生酵母を採取し、オリジナルビールの醸造が実現。鉄道の起点を示す「0 mile post(ゼロマイルポスト)」と名付けた。
開栓日は5月13日午後4時からで、価格はパイントで1500円、ハーフパイントで880円としている。
JR東日本クロスステーションは、「22年は『鉄道開業150年』と『新幹線YEAR2022』を記念し、今後も鉄道グッズや駅弁の発売、イベントやキャンペーンなどを実施する予定」とコメントした。コロナ禍のあおりを受けた鉄道の利用者数回復につなげられるか。
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