上海問屋、“光るお箸”を販売 ターゲットは? 想定外の使われ方も:デジタル雑貨で日常を豊かに
デジタル雑貨を扱う上海問屋は、5月26日から「光るゲーミング箸」の販売を始めた。食卓にゲーム要素を添える遊び心と、暗い場所でも手元を照らして食べやすいという利便性をアピールしている。
IT会社、サードウェーブ(東京都千代田区)が運営するデジタル雑貨ブランド「上海問屋」は、5月26日から「光るゲーミング箸」の販売を始めた。食卓にゲーム要素を添える遊び心と、暗い場所でも手元を照らして食べやすいという利便性をアピールしている。
ゲーム愛好家を顧客に多く持つ上海問屋は、ゲーマーの心をくすぐるユニークな商品を中心に扱っており、年間50近い新商品を展開している。今回、「ゲーマーに喜ばれる商品はないか」とリサーチしていたところ、海外で製造されている「光るゲーミング箸」を発見し、輸入販売を決めたという。
光るゲーミング箸は長さ26センチ、重さ約15グラム。価格は580円に設定した。
LEDライトを搭載し、持ち手に付いているボタンを押すと、透明な樹脂部分を9色に光らせることができる。ゲーマーはゲームの世界に没頭するために部屋を暗くしてプレーする人が多いといい、「同商品なら雰囲気を損ねずゲームの世界を楽しむことができる」と担当者は話す。
当初、食事を想定して販売を始めた商品だというが、SNSで反応を見ると「フィギュアと組み合わせて、刀のようにして遊ぶ人もいる。箸にとどまらない用途が広がっている」と担当者も驚く。
持ち手に装着のLEDユニットは取り外しが可能。箸を洗う際はLEDユニットを取り外して、箸本体のみを水洗いする。炒め物など調理には使用できないという。
担当者は「生活を楽しく、便利にしたいとの思いで日々商品開発を進めている。今後もコンスタントにユニークな商品を展開していきたい」としている。
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