魚に特化した書店「SAKANA BOOKS」がオープン 約1000冊の書籍や雑貨を販売:週刊つりニュース本社1階に
週刊つりニュースは、魚に特化した書店「SAKANA BOOKS(サカナブックス)」をプレオープンした。グランドオープンは7月上旬を予定している。
週刊つりニュースは5月30日、魚に特化した書店「SAKANA BOOKS(サカナブックス)」をプレオープンした。場所は東京新宿区にある同社の本社ビル1階で、グランドオープンは7月上旬を予定している。
同社は創刊57年の釣り専門紙『週刊つりニュース』の発行や、Webマガジン「TSURINEWS」を運営。本社ビル1階には釣り文化の継承を目的に和竿や魚籠(びく)といった釣り道具を保管&展示する「釣り文化資料館」を併設し、これまで無料で一般公開してきた。
釣り文化の継承のためには、水産資源や自然環境の維持を前提とした「持続可能性のある釣り」、および魚そのものに関する文化の継承が必要になるとの考えから、書店のオープンを決定。「釣り文化資料館」の入口にある空きスペースを活用し、魚をテーマにした書店を開業するプロジェクトを開始した。6月12日まで、クラウドファンディングを実施している。
「魚の本屋」を始める理由として、同社は「地域の魚食文化・伝統文化の衰退、水産資源の減少、生物多様性の喪失など魚をはじめとした水生生物が置かれている状況は現在、重要な局面を迎えている。併せて、魚がすむ自然環境においても、プラスチックゴミ問題や河川環境の悪化などいくつもの課題がある。今こそ釣り人も一般消費者も『魚』や『魚がすむ環境』にもっと興味関心を持つべきではないか。そして、興味関心を拡げるための『場』が必要ではないかと考えた」と説明している。
「SAKANA BOOKS」では、約4坪のスペースで魚をはじめとした水生生物やそれらがすむ自然環境に関する書籍約1000冊を取り扱うほか、魚に関する雑貨や水産加工品も販売。コロナ禍の影響を受ける全国の水族館を応援するため、店内にて各水族館や関連施設のパンフレットやチラシなど販促物を展示、配布する。
場所は都営新宿線「曙橋駅」より徒歩約5分、丸ノ内線「四谷三丁目駅」より徒歩約6分の場所にある週刊つりニュース 東京本社1階。プレオープン期間中の営業時間は、毎週月〜水曜日の午後0時〜午後5時30分。木〜日曜日は休みとなる。
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