男女同じデザインの“ジェンダーレス”水着、学校に初導入:3校が導入予定
フットマークは、男女デザインが同じジェンダーレス水着「男女共用セパレーツ水着」を発表。22年度は3校が導入予定だという。
フットマークは、男女デザインが同じジェンダーレス水着「男女共用セパレーツ水着」を発表。2022年度は3校が導入予定で、23年に向けて10校が検討中だという。希望小売価格は6380〜6820円。
性別を意識せず水泳授業に参加できるように
「男女共用セパレーツ水着」は、上下が分かれたセパレーツ型。長袖の上着はできるだけ露出を軽減し、紫外線対策にも有効だという。ボトムスはハーフパンツを採用しており、体のラインが出にくい形状になっている。
男女共に身体的な違いが表れる胸、腰、お尻などの部位はゆったりしたシルエットになるよう素材を変え、パターンを微調整。体型の違いが目立たないデザインを採用した。上着は1枚で着て泳ぐことができ、ファスナーの引き手部分にはガードを付けている。
パッドを入れられる仕様が必要な生徒には、パッドが差し込めるポケットを付けているが、裏地を黒にし、パッと見てパッド用ポケットと分からない仕上げにしている。パンツは布帛(ふはく)素材を使い、体に密着しない生地を使用。パンツの内側はインナーパンツ付きで安心感があるという。左右に抜け穴を付け、水中で膨らみにくくしている。
同社によると、近年はスクール水着においても自由化が進み、地域や学校によって「自由に選べるもの」へと認識も変わりつつある。一方でスクール水着は男女別のデザインが根強く、性別ごとに違う形で男女で兼用できる上下セットの水着はなかったという。
「今回、男女同じ形にすることで性別による水着の選びにくさを取り払い、内面と外見で性の異なる生徒も迷わず選び着れるジェンダーレス水着を開発した。この水着を着ることで水着に対する不安を払拭し、水泳授業に前向きに取り組めるお手伝いができれば」(同社)と説明している。
カラーは紺色のみ。120センチから4Lまでの10サイズで展開する。
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