沖縄県宮古島市内で初となるマンゴーの自動販売機が7日にお目見えした。同市平良大浦で「満月マンゴー」を生産する田原フルーツランドが経営する食堂敷地内に設置し、昨年収穫した冷凍のアーウィンマンゴーを販売している。収穫量が増える今月下旬には冷蔵に切り替え、採れたての青果を扱う予定だ。宮城光吉代表は「地元の人に一年中おいしいマンゴーを食べてほしい。近くで建設中のホテルが完成したら人の流れも多くなる」と期待した。
県内一の収穫量を誇る同市。田原フルーツランドでは青果以外にも冷凍商品に加工し、通信販売などでピーク時以外の需要に応えている。宮古島でも冷凍食品の自販機を取り扱う業者があることを知り、県道83号沿いにある現在休業中の満月食堂の敷地で販売を始めた。
品目はカット(500グラム1500円)、半カット(千円)、果実まるごと(1600円)、ジュース(200グラム1200円)の4種類と、満月食堂のヤギ汁(1500円)。半カットには、すぐ食べてもらえるようにスプーンを付けた。
現在はアーウィン種だけだが、希少なキーツ種の収穫が進めば品目を広げていくつもりだ。
(宮古支局・當山学)
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