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ステーキの値上げ必至か 観光客戻る“ステーキ県”の苦悩:中国に「買い負け」(2/2 ページ)
ステーキで好まれるロイン系(テンダーロイン・サーロインなど)の輸入牛肉の卸売価格が高止まりしている。観光需要が戻りつつある沖縄県内ステーキ店のほか、地元客相手の飲食小売店などでも嘆きの声が出ている。
価格転嫁するしか
鉄板焼きステーキを営むキャプテンズイン(うるま市)は6月から、スープ、島豆腐の鉄板焼きなど、9品が食べられるテンダーロインステーキ200グラムのコースを2600円から3300円に引き上げた。
同社の高江洲義司代表は「牛肉だけではなく、野菜なども上がっている。コース料理がメインなので転嫁せざるを得ない厳しい状況にある」と、客足への影響を懸念した。
小売業のタウンプラザかねひでも現在の100グラム当たりの輸入牛肉価格は昨年6月と比べ46%増の378円。
担当者は「パック当たりのグラム数を下げ手に取りやすい価格を維持するなどの工夫が必要だ」と顔を曇らせる。牛肉の高値がいつまで続くか、先は見通せないと話していた。
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