エアコンの“無謀なDIY”で破裂や発火 在宅勤務などで使用時間増:NITEが注意喚起
エアコンの無謀なDIYを行うと、破裂や発火などにつながる恐れがある──製品評価技術基盤機構(NITE)が注意喚起を行っている。暑さが本格的になる7月は、エアコンの事故が増加。在宅勤務や外出自粛などによってエアコン使用時間が急増し、事故に拍車を掛ける恐れもある。
エアコンの無謀なDIYを行うと、破裂や発火などにつながる恐れがある──製品評価技術基盤機構(NITE)が注意喚起を行っている。暑さが本格的になる7月は、エアコンの事故が増加。在宅勤務や外出自粛などによってエアコン使用時間が急増し、事故に拍車を掛ける恐れもある。
NITEによると、近年のDIY人気により、エアコンの設置・撤去などの工事、内部洗浄を消費者が行うケースが増えているという。
しかし、エアコンの手入れや工事は専門の知識や電気工事士の資格を要するものがあり、専門知識がない一般の消費者が“無謀なDIY”を行うと、破裂や発火などの事故に至る恐れがあるという。そのため、購入先である販売店、メーカーの窓口、専門業者などに相談し、専門の知識、資格を持った業者に依頼するよう呼び掛けている。
暑さが本格的になる7月は、エアコンの事故が増加する時期だ。17〜21年度に発生した月別事故件数で、7月は年間トップの57件。エアコンはNITEが受け付けた家庭用電気製品の重大製品事故で、最も事故件数が多い製品という。リコール対象製品かどうかの確認も促している。
ダイキン工業が昨年発表した「コロナ禍における夏のエアコン使用実態」に関する調査によると、コロナ禍前の19年と21年を比較して、27.3%が「エアコン使用時間が増加した」と回答。使用時間は、1人当たり1日平均約6時間増加している。背景には、テレワークや外出自粛がある。
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