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飛行機を“つくる技術”で生まれた「トレーラー」、試作機の特徴は?:ピカピカしている
航空機の部品などを手掛けているエアロは、これまでになかったトレーラーを開発していて、その試作機が完成したことを発表した。
航空機の部品などを手掛けているエアロ(愛知県弥富市)は、これまでになかったトレーラーを開発していて、その試作機が完成したことを発表した。このプロジェクトは、経産省の「事業再構築補助金」制度を活用したもので、同社はこれをきっかけに新たなビジネス展開を図っていくという。
トレーラーは、全長4メートル30センチ、全幅2メートル、全高2メートル50センチの大きさでありながら、軽量なアルミ素材を多用することによって、重量は750キログラム以下(牽引免許不要)に収める予定だという。特徴的なリアゲートや航空機をイメージしたサイドの窓を備えることで、「使い勝手と美しさを両立させている」(エアロ)
トレーラーの特徴として、航空機を連想させるアルミ製ボディと特徴的な形状の窓が挙げられる。また、外装は磨き上げた鏡面仕様になっていて、リアゲートは大きく開くのでキャンプなどでの利用も可能だ。車体全幅は2メートルと一般的な自動車よりも広くなっているので、身長170センチの人でも室内で立つことや足を伸ばして寝ることができる空間になっている。
エアロの西村憲治社長は「航空機製造に長年携わってきた経験を生かし、航空機組立て技術とノウハウを注ぎ込み、自社でイチからデザイン構想や設計を行って開発した。日常ではアウトドアレジャーやリモートワークなどのモバイルオフィスとして、使えるのではないか。また、災害などの非常時には『移動できるもう一つの部屋』として利用できるのではないか」としている。
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