山口県の「住みここち」ランキング 3位「下関市」、2位「宇部市」、1位は?:大東建託が調査
大東建託は、山口県に住む人を対象に、自治体の居住満足度調査を実施し、「住みここち」の良さと「住みたい街」ごとにランキングとして集計した。その結果、住みここちが良い街1位は「下松市」、2位は「宇部市」、3位は「下関市」となった。
大東建託は、山口県に住む人を対象に、自治体の居住満足度調査を実施し、「住みここち」の良さと「住みたい街」ごとにランキングとして集計した。その結果、住みここちが良い街1位は「下松市」、2位は「宇部市」、3位は「下関市」となった。
下松市は3年連続で首位をキープした。瀬戸内海に面する臨海工業都市で、近隣の周南市や光市を含む周南地区における商圏の中心地。映画館のある複合商業施設「ゆめタウン下松」をはじめ、大型商業施設や、銀行・病院・図書館など生活に必要な施設もそろう。
住む人からは、「狭い市だがその中に全ての機能が備わっていて、移動距離が少なくて済む」「最寄駅に歩いて行ける」といった声が挙がる。
2位には、下関市・山口市に次ぎ3番目となる約16万人の人口を擁する宇部市がランクインした。市の担当者は「都市の利便性がありながら自然に寄り添う田舎暮らしが実現できる」と魅力を説明する。
住む人からは、「自然環境、住環境は大変良い」「子育て世代への医療費負担や経済的な支援が充実している」といった声が寄せられた。
3位は県内最大の都市、下関市。関門海峡、周防灘、響灘と三方を海に囲まれ、本州と九州の結節点として栄えてきた。市の担当者は「下関市を一言で表現するならば、市民・観光客・移住者などが、それぞれの目的やライフスタイルに合わせ、多種多様な選択肢を愉しめる全国でも有数の街」と話す。
住む人からは「高速などが近く北九州方面にも行きやすい」「田舎ほど田舎でもなく都会ほど人にあふれている訳でもなくちょうどよい」といった意見が挙がった。
一方で、「住みたい街」を尋ねた結果は、1位が2年連続で福岡市、2位は東京23区、3位は2年連続で広島市――という結果になった。昨年は中国エリア・福岡県の自治体のみを対象として集計していたが、今年は全国の自治体も対象とした。
「住みたい街が特にない」が55.3%、「今住んでいる街に住み続けたい」が17.9%で合計73.2%が今住んでいる街を評価する結果となった。
調査は山口県居住の20歳以上の男女計6014人を対象にインターネットで実施した。
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