愛媛県の「住みここち」ランキング 3位「松前町」、2位「砥部町」、1位は?:大東建託が調査
大東建託は、愛媛県に住む人を対象に、自治体の居住満足度調査を実施し、「住みここち」の良さと「住みたい街」ごとにランキングとして集計した。その結果、住みここちが良い街1位は「松山市」、2位は「砥部町」、3位は「松前町」となった。
大東建託は、愛媛県に住む人を対象に、自治体の居住満足度調査を実施し、「住みここち」の良さと「住みたい街」ごとにランキングとして集計した。その結果、住みここちが良い街1位は「松山市」、2位は「砥部町」、3位は「松前町」となった。
松山市は3年連続で首位をキープした。県中部に位置する県庁所在地で、四国地方最大の人口約50万人を擁し、現在も駅前広場や複合商業施設などの再開発が進む。日本最古の温泉の1つ「道後温泉」や「子規記念博物館」、長さ400メートル以上ある「大街道」など複数の商店街もある。
住む人からは「公立校の評判が良いので教育費にお金がかからない」「デパートやショッピングモール、スーパーもたくさんあり買い物には便利」といった声が挙がった。
2位には中予地方に位置する砥部町がランクインした。松山と高知を結ぶ国道33号により交通の便が良く、松山市方面へのバスが充実。松山市のベッドタウンとして宅地開発が進む。西日本屈指の規模を誇る「とべ動物園」や豊かな自然に囲まれた「えひめこどもの城」などもあり、年間約114万人の観光客が訪れるという。
住む人からは「気候も温暖でちょっと田舎なのも、特に気取る必要がなく自分に合っている」「松山に近く街中にもすぐに行ける住みやすい田舎町」といった意見が寄せられた。
3位は人口約3万人の松前町。松山市の南西部に位置し、瀬戸内海に面する。町内には大型ショッピングセンター「エミフルMASAKI」があり、伊予鉄道郡中線やJR予讃線、国道などが縦貫しており、交通利便性が高い。
住む人からは「水源が豊富なので水道代が安い」「便利だし交通のアクセスに電車やバスもある」といった声が寄せられた。
一方で、「住みたい街」を尋ねた結果は、4年連続で松山市が首位。2位は東京23区、3位は福岡市だった。昨年は四国の自治体のみを対象として集計していたが、今年は全国の自治体を対象とした。
「住みたい街が特にない」が54.5%、「今住んでいる街に住み続けたい」が21.4%で合計75.9%となり、今住んでいる街を評価する人も多くいる結果となった。
調査は愛媛県居住の20歳以上の男女計5927人を対象にインターネットで実施した。
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