ニュース
結婚式場が多い都道府県ランク 3位「長野県」、2位「高知県」、1位は?:減少傾向(2/2 ページ)
NTTタウンページは、タウンページデータベースを基に算出した都道府県別の結婚式場件数ランキングを発表した。人口10万人当たりの施設件数が最も多い都道府県は?
結婚式場全体は減少傾向に
タウンページデータベースに登録されている結婚式場の登録件数推移を見ると、13年には4724件あったものが、22年は3252件に減少している。
昨今は少子化や晩婚化、経済的な理由による結婚式離れもあり、13〜19年まで毎年約150件ずつ減少。加えて新型コロナウイルスの世界的な流行を受けて、その減少スピードが加速しているという。20年の減少数は153件で以前の減少数と変わらないが、21年、22年はともに200件以上の減少となった。
同社によると、コロナ禍で式場の減少が加速した理由として、緊急事態宣言などで人々の行動が制限されている中、結婚式をなかなか開催しづらい、招待しづらい雰囲気が続いていたことにあるという。
式そのものの中止や開催スケジュールの延期、規模を縮小しての開催など、結婚式場の運営会社にとって収益機会が失われる厳しい状況が続き、コロナウイルス関連倒産が目立つようになった。
22年に入り規制が徐々に緩和され始めているが、結婚式を挙げない選択をする人が少なからずおり、コロナ禍で延期を余儀なくされた人々も必ずしも想定していた規模での式を開催するとは限らない。
「式場減少の収束のためには、コロナ禍でも安心して開催できる式場づくり、加えて多様化した価値観に合わせた新たなビジネスモデルの構築が不可欠となる」(同社)としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
お客は「どの弁当」の前で立ち止まっているのか ベルクの分析が面白い
店内のお客の動きを分析して、売り上げアップを図っているスーパーがある。関東で展開しているベルクだ。お弁当コーナーを分析したことで、どのようなことが分かってきたのかというと……。
「サクマ式ドロップス」製造元が廃業に追い込まれた、これだけの理由
「サクマ式ドロップス」を製造する佐久間製菓が2023年1月に廃業する。廃業の理由として、同社は「コロナ」と「原材料高騰」の2つを挙げているが、本当にそうなのか。筆者は違った見方をしていて……。
「マルチ商法の優等生」アムウェイは、なぜこのタイミングで“お灸”を据えられたのか
日本アムウェイ合同会社に対して、消費者庁が勧誘などの一部業務を6カ月間停止する命令を出した。「昔から同じようなことをやっているのに、なぜ今なの?」と思われたかもしれないが、どういった背景があるのか。さまざまな憶測が飛び交っていて……。
ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。
「男女混合フロア」のあるカプセルホテルが、稼働率90%の理由
渋谷駅から徒歩5分ほどのところに、ちょっと変わったカプセルホテルが誕生した。その名は「The Millennials Shibuya」。カプセルホテルといえば安全性などを理由に、男女別フロアを設けるところが多いが、ここは違う。あえて「男女混合フロア」を取り入れているのだ。その狙いは……。
