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全国旅行支援、GWは「適用対象外」 観光庁の意図は:4月以降も継続へ
観光庁は3月9日、「全国旅行支援」を4月以降も継続することを明らかにした。ゴールデンウィーク(GW)期間は適用対象外とする。その理由は?
観光庁は3月9日、国内観光の活性化を目的とした「全国旅行支援」を4月以降も継続することを明らかにした。ゴールデンウィーク(GW)期間は、支援がなくても旅行需要があることから適用対象外とする。
これまでは、国が配分した予算を使い切った都道府県から支援を終了し、残額があれば4月以降も支援を継続できるとしていた。地域によっては夏ごろまで割引が続くことも想定されるという。
4月以降の割引商品は都道府県や事業者の準備が整い次第、販売開始する予定。観光庁は、発売前に予約を済ませた場合は割引の対象外とする方向で検討している。
補助額については現行通りを維持する。割引率は旅行代金の20%、補助上限額は5000円。加えて地域の土産物店などで利用可能な地域クーポンを休日は1000円分、平日の場合は2000円分配布する。
2022年12月の延べ宿泊者数は4703万人泊で、19年同月とほぼ同じ水準まで回復している。訪日外国人観光客も増加する中、今後は混雑や地域住民とのトラブル回避といった需要のコントロールも求められる。
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