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無印良品「店長候補」200人採用へ 「2030年に2500店舗体制」目指す:「土着化」経営目指す
良品計画は、全国の無印良品の店長候補として約200名の社会人経験者の採用を開始した。「地域に根差した『土着化』店舗経営、事業のグローバル展開」を推進するため。2030年には国内外で2500店舗の展開を目指す。
「無印良品」を展開する良品計画(東京都豊島区)は、全国の無印良品の店長候補として、新卒採用に加え約200人の社会人経験者の採用を開始した。「地域に根差した『土着化』店舗経営、事業のグローバル展開」を推進するためとしている。3月17日、募集ページを公開した。
良品計画は2021年9月から新中期経営計画を進めており、同計画では「全国津々浦々で日常生活の基本となる商品を手に取りやすい価格で提供する」「地域に開かれた店舗運営を行いコミュニティセンターとしての役割を担う『土着化』を目指す」ことなどを掲げている。
同社は今後、国内で毎年約100店、中国大陸で約50店の展開を予定しており、2030年には国内外で2500店舗体制の実現を目指す(22年8月末時点では493店舗)。
同採用では海外勤務も視野に入れた「全国転勤型総合職」を通年で実施し販売・サービス業の経験を問わず、「店舗経営を通じて地域や社会に貢献する意思を持つ、成長意欲の高い人材」を幅広く募集するとしている。
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