「ホテルインディゴ」長崎に誕生 2024年冬をめどに:和華蘭の文化が融合
森トラストは、IHGホテルズ&リゾーツが展開するライフスタイル・ブティックホテルブランド「ホテルインディゴ」を誘致し、「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」開業すると発表した。
森トラスト(東京都港区)は5月24日、IHGホテルズ&リゾーツが展開するライフスタイル・ブティックホテルブランド「ホテルインディゴ」を誘致し、「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」を開業すると発表した。2024年冬の開業を目指す。
同ホテルの開業予定地は、長崎県長崎市の南山手地区。長崎港を望む高台に位置し、幕末・明治期に外国人居留地として諸外国の領事館や住宅が軒を並べた異国情緒あふれるエリアとなる。22年には西九州新幹線が開業し、長崎駅と連結するなど、さらなる観光の発展が期待されている。
そんなエリア内に位置する同ホテルは、国選定重要伝統的建物群保護地区の伝統的建造物に特定されている。赤煉瓦造りの外観や、アーチ型の窓や白い鎧戸、大きなステンドグラスを入れられるようリブ・ヴォールト天井という様式が採用された高さ約10メートルの旧聖堂など、歴史的にも文化的にも重要な建造物を保存、復元、活用することで「ホテルインディゴ長崎グラバーストリート」として生まれ変わるという。
日本の「和」、中国の「華」、オランダの「蘭」、各国の個性が混ざった「和・華・蘭(わからん)文化」と呼ばれる長崎のDNAを踏襲。「時空を旅する 和・華・蘭ラビリンス」をコンセプトに、当時の記憶を彷彿(ほうふつ)とさせる異国情緒あるユニークな設えにすることで、旅行者の高揚感を創出するとしている。
ホテルの敷地面積は5505.29平米。地上3階、地下1階建てで、客室数は約70室となる予定。
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