「女性だからどうせやめる」 面接で不適切な質問、5人に1人が経験:聞いてはいけないこと
近年は採用側にコンプライアンス意識も強く求められるようになった面接。「採用試験の面接で、不適切だと思う質問や発言をされたことがある」という人は……。
近年は採用側にコンプライアンス意識も強く求められるようになった面接。「採用試験の面接で、不適切だと思う質問や発言をされたことがある」という人は19.5%と約5人に1人であることが、日本労働組合総連合会(以下、連合 東京都千代田区)の調査で分かった。
不適切だと思う質問や発言の具体的な内容では、「『女性だからどうせ辞める』と言われた」(25歳女性)、「男性社員から『メガネを取ったほうがかわいいよ』と言われた」(22歳女性)、「恋人の有無を聞かれた」(21歳男性)といった声があった。
面接官が面接で聞いてはいけない質問だと思うものを聞くと、最も多かったのは「宗教に関すること」(56.7%)。以下「支持政党に関すること」(50.1%)、「思想に関すること」(41.4%)、「家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産など)」(41.2%)、「住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近郊の施設など)」(34.4%)が続いた。
連合では「選択肢として提示した内容は性別以外はいずれも応募者の適性や能力に関係がなく、面接では不適切な質問とされている。8割を超える回答者が聞いてはいけない質問の存在は認識しているものの、細かな内容についての理解は深まっていないことが明らかになった」とコメントしている。
インターネットによる調査で、対象は最近3年以内に就職のための採用試験(新卒採用試験、または中途採用試験)を受けた15歳〜29歳の男女1000人。調査時期は4月1〜4日。
関連記事
- 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - バーガーキングがまたやらかした なぜマクドナルドを“イジる”のか
バーガーキングがまたやらからしている。広告を使って、マクドナルドをイジっているのだ。過去をさかのぼると、バーガーキングは絶対王者マックを何度もイジっているわけだが、なぜこのような行動をとるのか。海外に目を向けても同じようなことをしていて……。 - 丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。 - 登山家・栗城史多さんを「無謀な死」に追い込んだ、取り巻きの罪
登山家の栗城史多さんがエベレスト登頂に挑戦したものの、下山中に死亡した。「ニートのアルピニスト」として売り出し、多くの若者から支持を集めていたが、登山家としての“実力”はどうだったのか。無謀な死に追い込まれた背景を検証すると……。 - ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 - 「オタク女性専門パーソナルジム」が人気、どんなところなのか?
世界中のオタクに美と健康を届けたい――。オタク女性専門のパーソナルトレーニングジムとは、どんなところなのか。取材したところ……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.