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ローソン、ホットコーヒーの上蓋を紙製に 「MACHI cafe」のSサイズで実験:プラスチック削減
ローソンが、ホットコーヒーのプラスチック製容器の上蓋を、紙製に変更する実験を始めた。ゆくゆくは、全国の「MACHI cafe」導入店舗で採用し、年間約127トンのプラスチック削減を見込む。
ローソンは、店頭でいれるコーヒー「MACHI cafe(マチカフェ)」シリーズで、ホットコーヒーSサイズのプラスチック製容器の上蓋を、紙製に変更する実証実験を始めた。東京都豊島区にある近未来型店舗「グリーンローソン」で実施する。ゆくゆくは、全国の「MACHI cafe」導入店舗での採用を目指す。実現すると、年間約127トンのプラスチック削減につながるという。
ローソンでホットコーヒーの上蓋を紙製にするのは初めての試みだ。耐水性を確保するため、上蓋の表面をポリエチレンでラミネート。1杯当たりのプラスチック使用量は2.1gから0.3gに減少するという。
これまでもローソンは、2019年から「MACHI cafe」のアイスメニューのカップを順次紙製に変更。さらにストローを使用せずに飲める蓋を導入するなどして、年間で累計約2165トンのプラスチックを削減した。
コンビニコーヒーは、各社ともに来店につながる主力商品だ。プラスチック削減への取り組みも各社始めている。ファミリーマートは2月、カップと蓋が一体型の「完全紙カップ」を導入。セブン-イレブンもストローを環境配慮型の素材に変更している。
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