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仕事で失礼な人に会ったとき、どうすればいいのか:相手の反省を促す(3/4 ページ)
仕事をしていると、失礼な相手に遭遇することがある。こうした場合、どのように対応すればいいのか。
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人を「動かす」ではなく「動いてもらう」と考えるとスムーズにいく
自然と協力したくなる人の共通点とは?
現代のビジネスはチーム戦ですから、どうしても「人をうまく使う」とか、「人を上手に動かす」という発想になりがちですが、ひとりの人間を「将棋の駒」のように扱うマネジメントでは、誰もついて来ないだけでなく、仕事の成果が上がることも期待できません。
「自分の背中を見せる」というと、古臭い思考パターンと思うかもしれませんが、何かと真剣に向き合っている人に対しては、自然と人が協力したくなるものだと考えています。
自分が経営者になって、改めて実感していることですが、人は「動かす」ものではなく、人には「動いてもらう」という意識を持つことが大事です。
こちらが自分の都合だけで勝手に人を動かそうとしても、なかなか動いてくれるものではありません。
これまでに数多くの会社経営者や管理職の立場にある人たちを見てきましたが、蘊蓄(うんちく)を語るだけだったり、一方的に命令を下すタイプのリーダーには、意外と人はついてこないものです。
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