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結果を出している人は「雑談」をうまく活用している、どのように?:相手の本音を引き出す(1/2 ページ)
仕事が速い人や結果を出している人は、雑談をどのように使っているのだろうか。
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雑談しながら相手の本音を早く引き出す
会議室などでお互いに構えた雰囲気で話をしても、なかなか相手の本音を聞き出すことはできません。
私は、「少し雑談してもいいですか?」とか、「ちょっと雑談させてください」と伝えて、場所を選ばず、カジュアルな雰囲気の中で自然に合意形成ができるように、雑談をしながら仕事をする……ことを日ごろから意識しています。
仮に合意形成までいかなくても、相手の考え方を知るだけでも十分な情報になりますから、私の会社の社員にも、「雑談をする暇があるなら、雑談で仕事をするといいよ」と、まるでトンチ問答のようなことを推奨しています。
仕事が速い人や仕事で成果を出している人を見ていると、雑談を上手に活用していることが多いようです。
雑談には、相手の緊張感や警戒心を緩めて、お互いのガードを下げる効果がありますから、心理的な距離が縮まるだけでなく、本音や本心を伝えやすい雰囲気を作り出すことができます。
それが仕事を短くやることや成果につながるのだと思います。
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