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「人材育成」に優れたコンサル企業、上位の特徴は?トップ20(1/4 ページ)

転職や就職先として、コンサルティング業界は常に高い注目を集めている。激務のイメージがあるが、近年は働き方も変化しているようで。就職・口コミサイト「OpenWork」上で集計した残業時間を見ると……。

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 秋入社に向けて転職を考え始める人が増える季節となりました。就職活動を控えた2025年卒の大学・大学院生も、インターンシップの参加や興味のある業界の情報収集などに動き出しているかもしれません。

 転職や就職先として、常に高い注目を集めているのがコンサルティング業界です。激務のイメージがありますが、近年は働き方改革の進展もあり、当社が運営する就職・転職のための社員クチコミサイト「OpenWork」上で集計した残業時間を見ると、10年間で半減。他にも「社員の士気」「人事評価の適正感」など、ほぼ全てのスコアで改善傾向となりました。

 なかでも改善が顕著だったのが、「人材の長期育成」スコア。コンサルティング業界には転職を重ねてステップアップを目指す人も多い中、どのように社員を育て、成長を促しているのでしょうか。「人材の長期育成」スコアが高い企業ランキングを作成し、特徴や共通点を探ります。

「人材の長期育成」スコア 上昇幅は業種別で最大

 OpenWork上でコンサルティング業界の13年と22年のスコアを比較すると、月間の平均残業時間は72.10時間(13年)から36.05時間(22年)と半減しました。総合評価点を含む8項目のスコアが上昇しました。

 13年時点で唯一の2点台だった「人材の長期育成」スコアは、10年間で0.95点上昇し、22年には3.19点に改善。スコアの変化を業種別でみると、コンサルティング業界の上昇幅が最大となりました。

 コンサルティング業界で「人材の長期育成」スコアが高い企業は、どのような顔ぶれになるのでしょうか。監査法人などを除くコンサルティングとシンクタンクを対象にランキング化し、上位20社の総合評価点も集計しました。

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