調査リポート
「辞めたけど良い会社」ランキング 外資系2位「グーグル」、1位は?(2/2 ページ)
「OpenWork(オープンワーク)」を運営するオープンワークは、退職者が選ぶ「辞めたけど良い会社」ランキングを発表。外資系企業と日系企業でそれぞれ1位に選ばれたのは?
日系企業の退職者は"ゆるくない職場”を評価?
外資系/日系企業で退職者が高く評価したポイントを比較すると、「総合評価点」「社員の士気」「20代成長環境」のスコアは両者で差が少ない結果に。外資系/日系共通で若手のうちから成長ができ、社員に士気が感じられる環境は退職者から評価されやすい傾向があるようだ。
違いとしては、外資系企業は日系企業と比較して「風通しの良さ」「人事評価の適正感」などが高く、口コミにも成果主義でフラットな文化をたたえる声が多くなっている。一方、人材流動性の高さや社内環境変化の速さを踏まえ「入社時点で長く働くことを前提としていない」といった声も散見された。
日系企業については「待遇面の満足度」「社員の相互尊重」「人材の長期育成」のスコアが高い結果となった。リクルートグループを除くと、退職検討理由に「退職・卒業前提」といったワードを挙げる声は少なく、実際に「人材の長期育成」に対する評価スコアは外資と比べ高い結果となっている。口コミには「若手のうちに鍛えてもらうことができた」「(新卒の)職場として申し分なかった」といった声が見られた。
「昨今は『ゆるい職場』というキーワードが注目されているが、日系企業の退職者が評価する企業はその逆である『ゆるくない職場』であるといえそうだ」(オープンワーク)
調査対象となったデータは2020年以降、元社員からプラットフォームに寄せられた口コミ30万7458件、対象企業は口コミ投稿が10件以上ある4085社。
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