シニアが「働きがいのある会社」 2位「SAPジャパン」、1位は?
GPTW Japan(東京都港区)が、9月13日、2023年版日本における「働きがいのある会社」シニアランキングを発表した。大規模部門1位に輝いたのは「ディスコ」だった。
日本社会では、少子高齢化による生産労働人口の減少や、人生100年時代におけるシニアの働き方支援など多くの課題がある。「働きがいのある会社」に関する調査・分析を行うGreat Place To Work Institute Japan(東京都港区)が、シニア(55歳以上・管理職を除く)の働きがいに注目した「2023年版日本における『働きがいのある会社』シニアランキング」を発表した。
シニアが「働きがいのある会社」1位は、大規模部門が「ディスコ」(東京都大田区)、中規模部門が「サイバーリーズン」(東京都中央区)、小規模部門が「クラウドストライク」(東京都港区)だった。一体どのようなポイントが評価されたのだろうか。
大規模部門1位「ディスコ」 評価の理由は?
23年版、日本における「働きがいのある会社」シニアランキングにおいて、ランクインした15社中10社は初選出となった。
大規模部門トップの「ディスコ」は、22年に続き1位を獲得した。選出の理由には、年齢や立場にかかわらず長く活躍できる制度が充実している点が挙げられた。また他社と比較した際に「仕事を楽しむ」という価値観がシニア社員においても高く維持されているところが、評価のポイントとなった。
2位は「SAPジャパン」(東京都千代田区)、3位は製造業の「アッヴィ」(東京都港区)と続いた。
中規模部門トップは「サイバーリーズン」だった。2位は医療・福祉業の「日本ストライカー」(東京都文京区)、3位は製造業の「キーサイト・テクノロジー」(東京都八王子市)がランクインした。
小規模部門の1位は「クラウドストライク」、以降は「D&I」(東京都千代田区)、情報通信業の「ユニオンシステム」(大阪市)と続いた。
「サイバーリーズン」は、フラットなコミュニケーションとシニア層における「公正」が高く評価されたという。「クラウドストライク」においても、年齢や役職にかかわらず認知・称賛されているところが、信用や公正の高さにつながっているとコメントしている。
同ランキングでは、21年7月〜22年9月に調査した「働きがい認定企業」の中から、55歳以上の管理職を除くシニアの働きがいに優れた企業を選出した。
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