2015年7月27日以前の記事
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パチンコのガイア倒産で業界に広がる波紋と変化の兆し 連鎖倒産の懸念も(2/2 ページ)

パチンコホール大手のガイアが10月30日に民事再生法の適用を申請したことが、パチンコ業界に波紋を広げている。ガイアは現在も全国約80のホールで営業を続けているが、遊技台の支払いの滞りから、新台購入ができない状況だ。

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産経新聞
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スマスロ、スマパチ導入可否が明暗か

 もっとも、コロナ禍以降、感染防止の観点からパチンコホールの利用者数は激減し、業界には逆風が吹き続けている。

 東京商工リサーチによると、昨年のパチンコホールの倒産件数は39件で、過去10年間で最多を更新。今年も9月までに25件に達しており、コロナ禍前の令和元年(22件)をすでに超えた。

 最近はパチンコ玉やメダルを使用しないスマートパチンコ(スマパチ)、スマートパチスロ(スマスロ)の人気が高まるが、それらの機種は価格が高騰し、システム関連の工事費の負担がパチンコホールの経営を苦しめている。こうした機種を導入できるかが生き残りの明暗を分ける側面もあり、今後、資金力の乏しいホールの倒産や閉店に加え、合併がさらに本格化していくとみられている。

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