「買う」に「楽しい体験」をプラス ユニクロ、心斎橋で仕掛けるリアル店舗戦略（3/3 ページ）

オンライン通販の需要の高まりなどにより、店舗からの客離れが進む中、店でしか体験できないサービスや情報提供に力を入れる小売り店舗が注目を集めている。

[産経新聞]

　アパレル産業に詳しい近畿大経営学部の岡山武史准教授（マーケティング）は「店舗は企業とのつながりやブランドの世界観を体験できる巨大な広告のようなもの。オンライン通販が発展しても、店舗づくりは重要な意味を持つ」と指摘。そのうえで「観光地らしさを出す店舗は新しく、目玉施設となれば多くの人が立ち寄るはず。今後、外国人観光客に人気を集める心斎橋エリアで追随する店も増えるのではないか」と話している。（清水更沙）