ニュース
テレビ制作会社「倒産地獄」の理由、過去10年間で最悪:各局の制作費が激減(2/2 ページ)
テレビ番組の制作会社が倒産するケースが増えている。東京商工リサーチによると、今年1〜9月で14社が倒産しており、これは前年同期(6件)の2.3倍のペースで、過去10年間で最悪の事態に陥っているという。いったい現場では何が起きているのか。
さらにこんな話も。
「最近は、ユーチューブの番組からも制作依頼が寄せられます。では、仕事が増えるから引き受ければいいのでは、と思うかもしれませんが、ユーチューブの制作単価はさらに低いのです。地上波の比ではありません。その上で拘束時間は地上波並みですからね。さらに内容でも地上波レベルを求めてくるんです。正直、引き受けたら結果的には大赤字になることが見えているので、コストパフォーマンスを考えると引き受けることもできません」というから切実だ。
視聴者の多様性が進む一方、現場はかなり身動きが取れなくなっているようだ。
関連リンク
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.