「ゆるブラック企業」の逆は、どのような特徴があるの? データで見えてきた上位30社:自身の成長と働きやすさ(1/5 ページ)
「成長と働きやすさ」を感じる会社は、どのような特徴があるのでしょうか。転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」に寄せられた投稿を見ると……。
近年、働き方に関する改革が進む中、「ゆるブラック企業」という言葉が広がっています。ゆるブラック企業とは、働きやすさはある一方で、成長や将来性を感じにくい企業のことを指します。
転職を前提としたキャリアを考えるようになった今、早い段階で成長できる環境が若手を中心に求められるようになりました。若者が去っていく「ゆるい職場」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回はゆるブラックと対照的な、成長環境があり、仕事とプライベートの両立ができることで働きやすさをかなえる企業には、どんな傾向があるのか。当社が運営する転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」に寄せられた投稿をベース(2023年)に、月の残業時間が平均20時間以内で、20代成長環境スコアが高い企業をランキング形式で紹介します。
日本の働き方に関する現在地
「ゆるい職場」という言葉が登場する背景について、少し触れたいと思います。
以下の表は、OpenWorkに投稿された現役社員による「平均残業時間(月間)」の10年推移です。こちらを見ると、働き方改革の影響もあってか、残業は減少傾向にあることが分かります。
以下はOpenWorkの会社評価レポートの8つの評価項目の平均スコアの10年推移です。
全体的に右肩上がりとなっている一方、「20代の成長環境」スコアのみ下降傾向が見られ、企業における若手の育成に課題がでてきていることがうかがえます。
これらの全体傾向とは異なる評価を得ている企業は、どのような特徴があるのでしょうか。まずはランキングから見ていきましょう。
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