2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

トヨタの佐藤社長、認証不正の子会社ダイハツのあり方「踏み込んで判断」(2/2 ページ)

トヨタ自動車の佐藤恒治社長は5日、車両安全の認証不正が拡大した子会社のダイハツ工業の問題について、「現場にわれわれも入り、現場で起きていたことが何なのかしっかり向き合って表に出していかなければいけない」と述べ、トヨタとして問題の原因を解明する姿勢を強調した。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
産経新聞
前のページへ |       

 一方、信頼回復に向けては、客観的な監査の目線が入っているかなど第三者委の提案した再発防止の観点に沿った対策を実効性に留意して進めると同時に、トヨタとして3点に取り組むとした。

 まずは車の安全に対する顧客の不安に寄り添って必要な情報をしっかり発信する。次に、先の課題として今後のダイハツのあり方を一緒に考えていくこと、第3に、資金繰りに対しダイハツ本体に不安がある場合にはトヨタが全面的にサポートして資金的なバックアップをトヨタとして責任をもってやっていくことを挙げた。

 佐藤氏はダイハツのあり方について、「ダイハツらしさはもちろん大事だが、一方で、これだけの不正が起きたという現実にしっかり向き合う必要がある。そこに責任を持って、ダイハツの新体制を含めて考えていきたい。ある意味、ダイハツが取り組むべき事業の領域とはということに向き合って、本質的なところまで踏み込んで判断していく必要があると思っている」と述べた。

前のページへ |       

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

ページトップに戻る