ファーストリテイリング、能登半島地震被災者に5633点の衣類を支援
ファーストリテイリングは、令和6年能登半島地震の被災者に対し、衣料を届ける支援や計1億円の支援金の寄付を行ったことを発表した。
ユニクロやジーユーを展開するファーストリテイリングは、令和6年能登半島地震の被災者に対し、肌着類や防寒着類などの衣料を届ける支援や計1億円の支援金の寄付をしたと発表した。
衣料支援においては、地震発生直後から支援に向けた在庫の確保などの準備を進め、ユニクロとジーユーの肌着類や防寒着類(ヒートテックやスタイルヒートなどの肌着類、ウルトラライトダウンなどの防寒着類)計10万点を用意した。
被災地のユニクロ店舗スタッフからの申し出を受け、1月4日に石川県七尾市に計4433点、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンを通じて、1月5日に同県珠洲市に計1200点を届けた。
現在も、石川県の義援物資受付サイトに登録し、県から要請があり次第、計3万点ほど支援衣料を届ける準備を整えているという。今後も自治体やNPO、NGOなど支援団体からの要請に対応する。
また支援金として、計1億円を被災地の緊急支援に携わる認定NPO法人や公益社団法人(認定NPO法人ADRA Japan、認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)に寄付を行った。
ファーストリテイリングは「令和6年能登半島地震により被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。被災地などで救助や生活再建に尽力されている方々に敬意を表するとともに、皆様の安全と1日も早い復興をお祈り申し上げます」と話した。
同社は、東日本大震災以降、平成28年熊本地震や平成30年北海道胆振東部地震、海外でもネパールやトルコでの地震など、国内外で災害が発生した際に「服のチカラ」を通じて支援を行っている。
関連記事
- “クレイジー”な日本の避難所を救う 「ムービングハウス」とは何か
能登半島地震で被災した人の多くが、未だに体育館で雑魚寝をするような生活を送っている。今こそ国をあげて日本中にムービングハウスを「備蓄」すべきではないか。 - 能登半島地震で露呈、イーロン・マスク氏体制「X」の課題 偽情報などで混乱
災害情報をいち早く入手する手段として、SNSが主流になりつつあるなか、1日午後に発生した能登半島地震では、(旧ツイッター)では、2022年の起業家イーロン・マスク氏による買収による運営方針の影響を受け、偽情報の急増や仕様変更による混乱も一部で生じた。専門家はX社が偽情報に対する運用を厳格に行うとともに、利用者も情報の検証をすることが重要だと強調する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.