2015年7月27日以前の記事
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中国EVに“逆風” 日本を抜き新車輸出で世界首位の見通しも(3/3 ページ)

中国の2023年の自動車輸出台数が、日本を抜き、初めて世界首位となる見通しだとして話題だ。原動力となっているのが電気自動車(EV)だが、中国国内では出荷台数の伸び悩みや新興メーカーの淘汰がみられ、欧米ではガソリン車回帰やEV補助金見直しの動きもある。国内外で中国EVに対する逆風も強まっているようだ。

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米は関税引き上げ検討

 さらにジョー・バイデン米政権は昨年12月21日、中国製EVなどに対し、関税の引き上げを検討していると、米紙ウォールストリート・ジャーナルが報じた。

 再生可能エネルギー事情に詳しいキヤノングローバル戦略研究所の杉山大志研究主幹は「欧州も米国も補助金で強引にEV導入を進めてきたが普及せず、見直す動きとなっている。中国は国内経済が伸び悩むなか、EVの輸出を拡大する戦略をとってきたが、米欧の市場で中国車は次第に縮小する方向ではないか」と分析した。

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