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トヨタ株、時価総額が日本企業で歴代最大に 背景に何が?:バブル期のNTT超え(2/2 ページ)
東京株式市場では、日経平均株価が史上最高値を更新するのかどうかが話題だが、個別株は一足先に「バブル超え」を果たした。トヨタ自動車の株式時価総額が23日、終値ベースで48兆7981億円に達し、バブル期の1987年にNTTが付けた記録を上回って日本企業の歴代最大を更新した。
バブル期のNTT株には過熱ムードもあったが、現状のトヨタは、24年3月期の連結業績予想は売上高が43兆円、営業利益が4兆5000億円で、日本企業の最高値を塗り替える見通しだ。ハイブリッド車(HV)が好調で、2023年のグループ販売台数はドイツのフォルクスワーゲン(VW)を抑え、4年連続の世界首位を確実にしている。
アジア企業の時価総額(ドル建て)でトヨタは、中国のテンセント・ホールディングスを抜き、台湾積体電路製造(TSMC)と韓国のサムスン電子に続く3位となった。
東証に上場する株式の合計時価総額も今月に入って中国の上海証券取引所を上回り、約3年半ぶりにアジア首位に返り咲くなど、海外の投資家の「日本買い」と「中国売り」の傾向は鮮明だ。
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