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「ひとりが好き」が過半数に “プレミアムひとり市場”は拡大するか(2/3 ページ)

みんなと一緒より、ひとりでいる方が好き−。博報堂生活総合研究所は25日、東京都内で研究発表イベント「ひとりマグマ」を開き、新型コロナウイルス禍に伴う行動制限の余波で、ひとりを楽しむ需要が拡大していることを明らかにした。

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産経新聞

海外旅行や高級料理

 実際、ひとりを謳歌(おうか)している人からの聞き取り調査では、海外旅行や高級ホテルでの宿泊、高級なフランス料理のフルコースなど従来は複数人で参加することが多かったイベントを個人で楽しむ声が報告され、趣味や遊びを中心に生活者がひとり時間を大切にしている実態が浮かび上がった。

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博報堂生活総合研究所の研究発表イベントに登壇する研究員=25日、東京都渋谷区(田辺裕晶撮影)

 ひとり好きが増えた背景には、スマートフォンや外部の騒音を打ち消すノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンなどの普及で、個人の時間を気軽に楽しみやすくなったことが大きい。また交流サイト(SNS)の発達で他者の情報が常時入ってくる「接続過剰」の悩みも深刻化し、その反作用で「ひとりになれる空間」の需要が高まっているとの指摘もある。

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