ニュース
「ごちそうおにぎり」専門店が続々 人気の秘密は?(2/3 ページ)
具材を入れて、ご飯を握るだけ。作り方は簡単なのに、奥が深く、食べ飽きない「おにぎり」は、コロナ禍が落ち着いて以降、専門店の出店が相次ぐ。
新潟米のおいしさを
米卸業による出店もあった。昨年3月、東京・大手町で開店した「新潟にぎりめし べいべい」は、新潟市の米穀卸売会社「新潟ケンベイ」によるおにぎり専門店。
「東京のお客さまに、新潟県産米のおいしさを広めたくて。おにぎりが一番お米の味が分かるので、じっくり味わってほしい」とは、責任者の池田耕平さん(41)。
「べいべい」で使うのは新潟県産米のみ。時期により産地と銘柄を替えている。ご飯の味を生かすため、塩は振らない。
ご飯に空気を含ませながら優しく握り、その上に具材をのせて供する。こうすることでご飯と具材、それぞれの味わいが引き立つという。ノリも客が自分で巻く。かむほどに、ご飯の甘みとうまみをしっかりと感じる。具材はコメと相性のよい22種類。人気の具材はご当地グルメ「タレカツ」だ。
前出の「まんま」も、新潟ケンベイから新潟県産米を仕入れて使う。「おにぎりを通じて新潟県産米の魅力を広めたい」と池田さんは意気込む。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.