モス、約130万食売れた「とり竜田バーガー」に新作 韓国料理モチーフで若者需要を狙う
モスフードサービスは2月7日から、「辛旨ヤンニョムのとり竜田バーガー 〜なめらかチーズソース〜」を期間限定で発売。同時に「和風旨だれのとり竜田バーガー 〜くし切りレモン添え〜」も復活販売する。
モスバーガーを展開するモスフードサービスは、「辛旨(からうま)ヤンニョムのとり竜田(たつた)バーガー 〜なめらかチーズソース〜」を2月7日から期間限定で発売、同時に「和風旨(うま)だれのとり竜田(たつた)バーガー 〜くし切りレモン添え〜」も復活販売する。
日本発祥のハンバーガーチェーンである同社は、“MOS JAPAN PRIDE”をコンセプトに商品開発を行ってきた。2022年に発売した「とり竜田バーガー」もその一環であり、同社初となるとり竜田揚げのハンバーガーだった。
発売直後から人気を博し、以降、毎年期間限定で販売。特に「和風旨だれのとり竜田バーガー」は幅広い年代の利用者から支持を集め、23年は約130万食を売り上げた。24年はさらに若年層に人気のある「辛い商品」を提供したいと考え、韓国料理の定番「ヤンニョムチキン」をモチーフにした「辛旨ヤンニョムのとり竜田バーガー」の発売に至ったという。
同商品は、とり竜田に唐辛子の辛さが効いたヤンニョムソースをからめ、チェダーチーズをベースにしたチーズソースを合わせた。本場韓国の味わいを再現するため、ヤンニョムソースには、名産地スンチャンの製法で作られたコチュジャンを使用し、辛さだけでなく旨みとコクが特徴の「やみつきになる辛さ(やみ辛)」を追求した。さらに、一味唐辛子やハバネロパウダー、カイエンペッパーなど複数の唐辛子由来の香辛料をブレンドしている。
「和風旨だれのとり竜田バーガー」も復刻
「和風旨だれのとり竜田バーガー」は、とり竜田に甘みと酸味のバランスを整えたしょうゆベースの和風旨だれとキャベツを合わせ、レモンを添えた商品となっている。価格は「辛旨ヤンニョムのとり竜田バーガー」が490円、「和風旨だれのとり竜田バーガー」430円。全国のモスバーガー店舗(一部店舗除く)で販売する。
モスバーガーを運営するモスフードサービスの24年3月期第3四半期決算短信によると、既存店売上高は105.4%となり、前年を上回った。同社によれば、昨年販売し好評だった「一頭買い 黒毛和牛バーガー」シリーズのリニューアル再販や、人気アニメ『ONE PIECE』とコラボした福袋が、好調を牽引したという。
【訂正:2024年2月13日13時14分 タイトルと本文の記載を一部修正しました。】
関連記事
- 最も利用者が多いハンバーガーチェーン 3位「バーガーキング」、2位「モスバーガー」、1位は?
ハンバーガーチェーンに関する調査結果で、利用者が多いチェーンや多くの人がハンバーガーチェーンを利用する頻度・時間帯が明らかになった。 - 全国展開してほしい“ご当地チェーン” 「さわやか」「矢場とん」抑えた1位は?
CMサイト(大阪府大阪市)が「全国展開してほしい!ローカルチェーン店人気ランキング」の結果を公開した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.