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なぜ、社員食堂でノンアル飲料を出しているのか 商談の場でもプシュっと乾杯 その狙いをサントリーに聞いた(3/3 ページ)
サントリーの東京都内にある社員食堂では、ノンアルコール飲料を提供している。商談相手にも、水やお茶と一緒に勧めているという。その狙いを総務部の担当者に聞いた。
目指すは社員食堂の利用率アップ
HARBORはグループ会社のプロントが運営している。プロントではパスタが主力メニューとなっているが、HARBORでもよく注文されるという。
取材でHARBORを訪れた際、提供メニューを確認すると「本格煮込みカレー」(550円)、「ローストビーフのサラダごはん」(650円)、「月見うどん」(450円)といったメニューが確認できた(いずれも普通盛り)。その他、コーヒーやデザートも用意している。期間限定メニューとしては、サントリーの創業者に由来した「信治郎が通った屋台の“うろん”(きつねうどん)」(300円)が提供されていた。
社員食堂としてのHARBORは、平均して1日当たり400〜500人が利用している。町谷氏によると、24年度は600人に増やすのが目標だという。これまでは、運営体制の制約があってメニューの品ぞろえを拡充できなかった。ただ、今後はオペレーションを工夫するなどして、定食も出していきたいと意気込む。
このように、サントリーのノンアル飲料は、商談を盛り上げたり、社員食堂に彩を添えたりするアイテムとして活用されている。
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