2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

上場企業の決算発表がピーク 製造業が好調、理由は?(1/2 ページ)

上場企業の令和5年4〜12月期連結決算の発表が9日、ピークを迎えた。円安などを追い風に好調な製造業が牽引し、最終利益の合計は同期で過去最高を更新する見通しだ。ただ今後は不動産市況の低迷などに伴う中国経済の減速が足かせとなる懸念が残る。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
産経新聞

 上場企業の令和5年4〜12月期連結決算の発表が9日、ピークを迎えた。円安などを追い風に好調な製造業が牽引(けんいん)し、最終利益の合計は同期で過去最高を更新する見通しだ。ただ今後は不動産市況の低迷などに伴う中国経済の減速が足かせとなる懸念が残る。

photo
東京証券取引所の東証アローズ=東京都中央区

 SMBC日興証券の集計によると、8日までに発表を終えた東京証券取引所の最上位・プライム市場を中心とした上場企業859社(金融除く、全体の66.0%)の最終利益の合計は前年同期比20.3%増の26兆2653億円となった。

 輸出企業が多い製造業は23.1%増の15兆957億円。自動車など輸送用機器は性能向上などのための製品の値上げも寄与して82.7%の大幅増となった。一方、中国経済の減速で化学は15.1%減。電機は2.7%増にとどまった。

       | 次のページへ

copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.

ページトップに戻る