フリーランス向け求人が増えている職種 3位「データサイエンティスト」、2位「Webディレクター」、1位は?
フリーランス向けの求人が増えている職種は何か。また、その職種の平均年収はいくらか。CAMELORSが調査結果を発表した。
直近1年で、フリーランス向けの案件が増加している職種は何か。CAMELORS(東京都渋谷区)が調査結果を発表し、1位は「インフラエンジニア」(増加率66.7%)で、平均年収は938万円だった。
インフラエンジニアは、クラウドサービスの普及により、インフラの設計から構築、運用までの案件が増加した。そのほか、リモートワークの拡大でネットワークの安定性やセキュリティの重要性が高まったことも影響した。案件の難易度が上がっていることが年収の高さに反映された。
2位は「Webディレクター」(同66.3%)で平均年収は663万円だった。デジタルマーケティングの重要性が高まり、効果的なオンライン戦略を求める企業が多いことから案件が増加した。ユーザー体験の向上やSEO対策など、専門的知識を要する案件が目立ち、多様な案件に対応できるスキルが年収アップに貢献した。
3位は「データサイエンティスト」(同66.0%)で平均年収は968万円。ビッグデータの活用がビジネス戦略に不可欠となり、データ分析やモデル開発に関する案件が急増。多様な業界や案件に対応できる汎用性と高度な専門スキルが求められ、高年収に繋がった。
同社は「技術職の需要が高く、それに伴い年収も高めである。一方で、非技術職も増加率は比較的良好であるが、年収は技術職に比べて低い傾向がある」と分析した。
2023年1月1日〜24年1月2日に、同社のサービスに掲載した2655件の求人案件で単価と稼働時間から平均時給を計算。1日8時間、月21日稼働として年収を試算するとともに、22年1月のデータと比較した。
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