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私大志願者の状況は? 明大が「MARCH」から抜け出す勢い(2/2 ページ)
私立大学入試も終盤を迎えている。大学通信の協力を得て、主要30校の出願状況を2月15日までの判明分で検証した。近畿大が11年連続首位をうかがう一方、明治大が最難関校への地位を固めつつあるという。大学の序列にも地殻変動が生じているのか。
2大都市圏以外の注目校は18位の名城大(名古屋市)。理系に強く、吉野彰終身教授・特別栄誉教授ら教員から3人のノーベル物理学賞受賞者が出ている。井沢氏は「受験生の意識も理系に向いていると思う。東海地方では南山大(同)に文系イメージがある一方、名城大は研究のイメージが強い」と解説する。
25年度から大学入学共通テストの新課程入試が始まる。大手予備校「河合塾」が昨秋、高校1〜3年生500人を対象に実施した調査では、高校生の9割が不安を抱えているとの結果だった。
井沢氏は「浪人したくないので、併願数を増やしている傾向はあるかもしれない」と総括した。
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