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ワタミ「ラスベガス進出」構想 マカオの「饗和民」1日300万円の売り上げ(1/2 ページ)

今月上旬に米国ラスベガスに出張してきた。先月にマカオの統合型リゾート施設(IR)に出店した、高級和食店「饗和民」が、1日300万円を売り上げる好調ぶりで、2号店の出店も決まった。

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 今月上旬に米国ラスベガスに出張してきた。先月にマカオの統合型リゾート施設(IR)に出店した、高級和食店「饗和民」が、1日300万円を売り上げる好調ぶりで、2号店の出店も決まった。

 ラスベガスのホテルでも同じタイプの店を出店したいと考えている。現地で、5つ星ホテルをめぐったが、「すし」などは、見栄えばかりで質はさほど高くなかった。それでも人気がある。ワタミが国内のノウハウを生かして、本格和食を他店より安い価格で参入すれば、勝算は大いにあると確信した。

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現地では外食店を30件近く視察した

 ホテルに和食店を進出させる以外でも、特に「すし」は今後、高所得者層以外にも人気が拡大し、スーパーなど小売り向けでも、非常に面白く有望に感じた。構想はいろいろと膨らむ。

 米国経済は、景気後退(リセッション)するともいわれているが、まだまだ強さを感じた。米労働省が今月13日発表した消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.1%上昇し、伸び率は市場予想の2.9%より上回った。インフレは落ち着いてきており、FRBがいつ利下げに転じるかが注目されているが、仮に景気後退をしてきても、米国は金利を引き下げることで調整ができる。インフレのコントロールが効いている。

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