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外部のプロとして働く人材 年収が高い職種は?

プロシェアリング事業を運営するサーキュレーションは、外部のプロとしてフリーランス・副業・起業で働く人を対象に「プロ人材実態調査」を実施した。年収1000万円以上が多い職種は「M&A/業務資本提携/CVC」「中期経営計画策定/組織戦略策定」だった。

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 プロシェアリング事業を運営するサーキュレーション(東京都渋谷区)は、外部のプロとしてフリーランス・副業・起業で働く人を対象に「プロ人材実態調査」を実施した。年収1000万円以上が多い職種は「M&A/業務資本提携/CVC」「中期経営計画策定/組織戦略策定」だった。

外部のプロの報酬事情
プロ人材実態調査(画像はイメージ、提供:写真AC)

年収1000万円以上が多い職種

 各職種の2023年度の想定年収を分析すると、「M&A/業務資本提携/CVC」「中期経営計画策定/組織戦略策定」など、経営戦略への理解が必要な職種で年収1000万円以上の割合が高い結果となった。

 回答者が17人の「インサイドセールス」、16人の「IR/株主対応」も、人数は多くないものの、年収が高いことが分かった(回答者30人以下の職種は参考値)。

外部のプロの報酬事情
年収1000万円以上が多い職種(出所:プレスリリース、以下同)

1カ月あたりの案件報酬額の分布

 1カ月あたりの案件報酬を見ると、副業は10万円以上20万円未満と40万円以上60万円未満、フリーランスは30万円未満がボリュームゾーンとなっている。起業は10万円未満のケースも少なくないが、50万円以上の割合も高くなっている。

 1カ月の案件単価で50万円以上が多いのは起業、副業、フリーランスの順だった。

外部のプロの報酬事情
1カ月あたりの案件報酬額の分布

時間単価と満足度

 時間単価と満足度の関係を分析すると、時間単価3万円までは単価が高いほど仕事自体への満足度も上がる傾向が明らかになった。時間単価3000円未満の人は仕事への満足度が高くなく、時間単価3万円以上になると再び仕事に不満を持つ人の割合が増加している。

外部のプロの報酬事情
時間単価と満足度

業務分野別の実態

 過去1年間での受注実態が多かった分野は「デザイナー」「システム開発/フロントエンド」「広報/PR」だった。

 「ファイナンス/財務戦略」「業務改善/BPR」「経営管理」の数が少ないのは、少数の個人にニーズが集中しやすかったり、それほど頻繁にニーズが発生しなかったりすることなどが要因として考えられる。

外部のプロの報酬事情
業務分野別の実態

 調査は特定領域の業務(※)を、1年以内に副業・フリーランサー・自身で起業した会社で受けたことのある人を対象に、23年12月8〜12日にインターネットで実施した。調査対象は500人(スクリーニング調査は6738人)。

(※)中期経営計画策定/組織戦略策定/DX/サステナビリティ経営/ESG対応/M&A/業務資本提携/CVC ファイナンス/財務戦略/新規事業開発・事業開発/人事戦略/採用/人材育成 人事制度設計/労務/広報/PR/コーポレートブランディング/マーケティング戦略/OMO/SEO対策/Webマーケティング/SNSマーケティング 代理店マネジメント/CRM/広告運用/データアナリティクス/ビッグデータ解析/機械学習/AI活用/営業戦略立案/営業組織マネジメント/インサイドセールス/カスタマーサクセス/新規販路開拓(人脈営業/トップダウン営業)/海外進出/EC/開発組織マネジメント/開発ディレクション/PM/システム開発/フロントエンド(エンジニア)/バックエンド/インフラ(エンジニア)/UI/UX設計/デザイナー/業務改善/BPR/生産管理/物流/工場運営/ファクトリーオートメーション/経理/財務/IR/株主対応/経営管理(内部監査・法務・コンプライアンス)/経営企画/事業企画/その他コンサル/アドバイザリー



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