KADOKAWA(東京都千代田区)は、はてな(京都市)と共同で開発したWeb小説サイト「カクヨム」上で、有料会員向けの読書サブスクリプションサービス「カクヨムネクスト」を3月13日に開始する。「作品数が膨大で、何から読み始めるべきか分からない」といったユーザーの声に応えた。
カクヨムネクストには、KADOKAWAを代表するレーベルの現役編集者が高く評価した作品を集めた。参加している小説レーベルは角川スニーカー文庫、ファンタジア文庫、ファミ通文庫、MF文庫J、MFブックス、カドカワBOOKS、ドラゴンノベルス、角川ビーンズ文庫、ビーズログ文庫、富士見L文庫、角川文庫キャラクター文芸、ルビー文庫、電撃文庫など。
サービス開始時のラインアップや、新連載となる40タイトルの多くはオリジナルの独占配信作品。ユーザーがフォローした作品で新たなエピソードが出ると通知が届き、感想やコメントを書き込める。その他、作家にギフトを贈れるようにもした。
KADOKAWAはカクヨムネクストで「書店店頭に並ぶ前にいちはやくラノベの新時代を先取りする、トレンド発信基地となることを目指す」としている。
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