バックオフィス業務のDX推進、「とても進んでいる」は7% 人材や予算の不足が要因に
情報通信サービスを提供するオロは、バックオフィス業務におけるDX推進の課題に関する調査を実施した。その結果、勤務先のバックオフィスにおけるDX化が「とても進んでいる」割合は7.3%にとどまることが分かった。
情報通信サービスを提供するオロ(東京都目黒区)は、バックオフィス業務におけるDX推進の課題に関する調査を実施した。その結果、勤務先のバックオフィスにおけるDXが「とても進んでいる」割合は7.3%にとどまることが分かった。
「一部の領域で進んでいる」は21.7%となった一方で、「全く進んでいない」と「全く取り組んでいない」の合計は25.9%に上った。
現在どのような業務がデジタル化されているかというと、1位は「勤怠管理」(41.2%)で、2位は「給与計算」(36.2%)、3位は「経費精算」(28.3%)だった。
業務処理のルールやパターンが明確な領域においては、システム化しやすいことがうかがえた。
DX推進で、実感する効果は「業務にかかる手間の削減」(56.0%)が最も多かった。次いで、「リモートワークがしやすい」(51.7%)、「生産性の向上」(47.5%)、「残業時間の削減など、働き方改革の実現」(45.0%)と続いた。
DXが進んでいない・取り組んでいない要因については、「DX化を推進することができるスキルや人材が社内にないから」(28.1%)、「費用・予算が捻出できないから」(25.6%)、「既存システム・仕組みからの脱却が難しく、新しい仕組みとの統合ができないから」(21.8%)が上位を占めた。
調査は、事務系の会社員1040人を対象にインターネットで実施した。期間は、23年11月10〜11日。
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