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生ガキ5個4000円、1泊10万円超 高額な「インバウンド価格」続々(2/4 ページ)
新型コロナウイルス禍の際に打撃を受けた国内観光地で飲食などの価格が高騰している。
インバウンドを想定した価格は、飲食に限らない。
スキーや乗馬などを楽しめる北海道西部のニセコ町では、1泊10万円超の高価格ホテルを新設する動きが広がっている。これに呼応するように、町は1泊当たりの宿泊料が10万円以上の客から2千円の宿泊税を徴収する方針を決定。11月からの導入を目指して手続きを進めている。
宿泊税は、従来の定率制を段階定額制に変更する。例えば1泊当たりの宿泊料が「5001円以上2万円未満」なら税額は200円。「2万円以上5万円未満」は500円、「5万円以上10万円未満」は千円になる。
地元関係者によると、10万円超の宿泊施設では欧米や中国系の富裕層が目立つ。ある観光業者は「インバウンドは使うお金の桁が違う。官も民も期待を寄せるのは仕方がない」とつぶやいた。
東京商工リサーチの調査によると、株式上場するホテル運営会社13社の客室単価と稼働率は都心を中心にコロナ禍前とほぼ同水準まで回復した。
調査では稼働率が上昇する一方、人件費やエネルギー価格が上がり客室単価は上がり続けていると指摘。訪日客数の拡大により、この傾向は今後も続くと分析している。
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