調査リポート
20代の部下とどう接する? 一緒に働きたいと思われる「熱意のある上司・先輩」になるには
ジェイックが「仕事の熱意」に関する調調査結果を発表した。20代から見た「仕事に熱意がある上司・先輩」のイメージなどが明らかになった。
ジェイック(東京都千代田区)が「仕事の熱意」に関する調査結果を発表し、20代の求職者のうち仕事に熱意のある上司・先輩と一緒に働きたい人は9割超であることが分かった。
「働きたい」と答えた人が49.2%、「どちらかといえば働きたい」が46.2%だった。一方「どちらかといえば働きたくない」は3.8%、「働きたくない」は0.8%で「一緒に働きたい派」と大きく差が開いた。
仕事に熱意のある上司・先輩のイメージでは「部下、後輩の育成を大切にしている」(72.3%)を筆頭に、「成長意欲があり、自己啓発を続けている」(38.7%)、「チームの成果を大切にする」(29.0%)などが続いた。
同社の近藤浩充氏(常務取締役兼教育事業部長)は「20代の目線から見て一緒に働きたいと思う『熱意のある上司・先輩』は、職場への愛着を持っていることよりも、自己成長を続けながら部下・後輩の育成に力を入れている社員ということが見受けられた」とコメント。20代の部下を持つ管理職や上司に対して、会社への愛着を見せることよりも、部下の強みを見ながら対話を通したサポートを実践していくことが重要だ、と指摘する。
同社のサービスに登録している20代の求職者238人を対象に、インターネットで調査した。期間は2023年12月1日〜24年2月7日。
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