「GMARCH」に強い学校ランキング 増えているのは?(1/2 ページ)
今週は「GMARCHに強い学校ランク」をお届けする。対象大学は、学習院大、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大の6大学だ。
今週は「GMARCHに強い学校ランク」をお届けする。対象大学は、学習院大、明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大の6大学だ。
2024年度の私立大の一般選抜に臨んだ受験生は強気だった。首都圏の難関大グループであるGMARCH全体の志願者は前年を上回り、個別大学で志願者が減少したのは中央大と立教大の2大学のみだった。
GMARCHの合格者ランクを見ると、志願者が増えて倍率が上がる状況にあっても、前年の合格者を上回る学校が多く、8校が前年を上回っている。
中でも増加数が大きいのが1位の開智で、前年を137人上回り5位からトップに立った。小学校から大学まで有する、開智グループの中核をなす学校だ。
2位の山手学院は合格者が22人減だが、ベースとなる前年の合格者が多いことから同順位をキープした。1位と2位に私立の中高一貫校が並ぶ中、3位は中学を持たない私立の高校単独校の朋優学院。合格者が71人増えて6位から順位を上げた。
公立校で最上位となる4位の川和も合格者が77人と大きく増え、8位からランクアップしている。川和は神奈川県教委が難関大の合格実績アップを目指して指定する「学力向上進学重点校」の一つ。ランキング中では、6位の厚木と7位の湘南も指定校だ。
ランキング中で、前年からの順位の変動が最も大きかったのは9位の浦和・市立で、合格者が107人増えて33位から順位を上げている。07年に併設中学を開校した公立の中高一貫校だ。合格実績が高い公立校は、進学指導重点校などの指定や中高一貫校化など、自治体の施策によるところが大きい。10位の新宿も東京都から進学指導特別推進校に指定されている。
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