近畿地区の私大「関関同立」に強い学校ランキング、1位は?(1/2 ページ)
今週は近畿地区の難関私大である「関関同立に強い学校ランク」をお届けする。対象大学は関西大、関西学院大、同志社大、立命館大の4大学だ。
今週は近畿地区の難関私大である「関関同立に強い学校ランク」をお届けする。対象大学は関西大、関西学院大、同志社大、立命館大の4大学だ。
難関私大に分類される大学が少ない近畿地区にあって、最難関グループである関関同立の人気は高い。2024年度の一般選抜の志願者数を見ると、同志社大、立命館大、関西学院大の3大学が前年を上回っている。
3大学の中で志願者の増加幅が大きいのは関西学院大と立命館大。両大学ともに18歳人口が大きく減る中で、改革が奏功している。
関西学院大は、23年度まで3年連続で増えてきた志願者数に8887人上積みし、4年連続の増加となった。全10学部中、志願者が減少したのは総合政策の1学部のみだった。21年度以降、学部改組や入試改革など、改革を続けてきたことから、受験生の注目度が高まり続けている。
立命館大は4397人増。24年度に大阪府茨木市の大阪いばらきキャンパスの再開発を行い、情報理工学部が滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパスから、映像学部が京都市内の衣笠キャンパスから、それぞれ利便性の高いキャンパスに移転する効果が出ている。
それでは、関関同立の高校別合格者数ランキングを見ていこう。1位はランキング中唯一の私立校の須磨学園。関西学院大が128人増えるなど、4大学合計で199人増え、前年の7位からトップに立った。24年度は東大の合格者も大きく増え、同校史上初となる2桁(10人)の合格者数となった。
2位の豊中は合格者が84人減少したが前年と同順位をキープ。大阪府が難関大の合格実績向上を目指し指定する、10校のグローバルリーダーズハイスクール(GLHS)の内の1校だ。4位高津、6位大手前、7位四條畷、9位茨木も指定校として、成果を挙げている。GLHS以外の大阪の学校では、1911(明治44)年設立の伝統校の春日丘が8位に入っている。
関連記事
- 私大志願者の状況は? 明大が「MARCH」から抜け出す勢い
私立大学入試も終盤を迎えている。大学通信の協力を得て、主要30校の出願状況を2月15日までの判明分で検証した。近畿大が11年連続首位をうかがう一方、明治大が最難関校への地位を固めつつあるという。大学の序列にも地殻変動が生じているのか。 - 主要私大志願者数ランクキング 1位はどこか? 減少幅が大きいのは?
今週は「主要私大志願者数ランク」をお届けする。集計対象大学は、前年の志願者数などを参考にして選んだ100大学で、一般選抜について2月6日までの判明分をまとめた。
copyright (c) Sankei Digital All rights reserved.