ZOZO(千葉市)は、ファッションEC「ZOZOTOWN」で、注文から発送までの時間が通常よりも長い「ゆっくり配送」を4月2日に試験導入し、同22日まで続ける。選択したユーザーには、ZOZOTOWNで使用できるポイントを付与して利用を促進するなど、配送ドライバーの負担軽減を目指す。
ゆっくり配送は、商品注文日の5〜10日後に発送する新たな配送方法で、従来と比較し、最大で6日長い。試験導入により、複数回の注文を1つにまとめて配送する機能と合わせた配送件数の削減や、繁閑に応じた発送作業の分散による配送の効率化などを見込む。
4月に施行となった働き方改革関連法で、各社はいわゆる「2024年問題」への対応が求められている。ZOZOでは、2023年9月にZOZOTOWNで注文した商品の受け取り初期設定を「置き配」に変更するなど、配送ドライバーの負担軽減やCO2排出量の低減に取り組んでいた。
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