ハラスメントが問題になることが多い中、若手社員の指導方法にどんな影響が出ているのか。Voicy(東京都渋谷区)が調査結果を発表し、ハラスメントを意識して若手社員に厳しいことを伝えるのを躊躇(ちゅうちょ)している人が75.5%に上ることが分かった。
年代別に見ると「よく躊躇している」と回答した割合は50代が17.5%で最も多く、年代が上がるごとに躊躇している人の割合が高いことが見てとれた。
若手社員に伝えたい一方で、ハラスメントを気にしていえないことの1位は「嫌なこともやらなきゃいけない」(47.3%)。2位は「納得いかなくてもまずやってみて」(45.3%)、3位は「まずは質より量である」(25.9%)が続いた。
若手社員に厳しくできないことで考えられる弊害の1位は「若手が成長しない」(59.5%)で、以下は「組織運営がうまくいかない」(41.4%)、「事業が伸びない」(38.3%)が続いた。
20〜50代の会社員・経営者645人を対象にインターネットで調査した。期間は3月25〜27日。
関連記事
- 若手を怖がるのではなく、理解せよ――パワハラにならない「やる気の出させ方」
新入社員に「それパワハラですよ」と指摘されるのを恐れ、適切な指示や指導ができなくなってしまう――そんな経験をしたことのある方も少なくないのではないだろうか。若手をむやみに怖がるのではなく、正しく理解すればこのような悩みはなくなるだろう。一般的な傾向だけでは分からない「若手社員の実態」と「やる気の出させ方」とは? - 増える「〇〇ハラ」、7割の会社員が肯定的 その理由は?
時代の変化とともにハラスメントの種類が増え、職場でのコミュニケーションも慎重さが求められている。そんな中、「○○ハラ」が増加する風潮に対して、7割が「賛成」と答えたことが、キャリア支援サービスを手掛けるライボ(東京都渋谷区 )の調査で分かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.